精神科訪問看護師の役割とは、条件なしに味方になる唯一の他人になること

精神科あれこれ

 

よしこ
よしこ

こんにちわ!こんばんわ!よしこです!

今日は精神科訪問看護師の役割についてお話します!

精神科訪問看護師の役割、一言で言えますか?

精神科訪問看護師って、何をする人だと思いますか?

「患者さんの話を聞く人」

「患者さんに寄り添う人」

「患者さんが安心できるようにする人」

なんとなくそういうイメージを持たれることが多いです。

でもわたしはこれ、半分合ってて半分違うと思っています。

今日はそのあたりを、正直に話しますね。

まずよくある誤解を2つ消させてください

誤解その①「患者さんの言いなりになる仕事」

違います。

患者さんが言ったことを全部受け入れて、

全部「そうですね」と言い続けることが精神科訪問看護じゃありません。

誤解その②「患者さんをいい気持ちにさせる仕事」

これも違います。

訪問のたびに患者さん褒めて、いい気持ちにさせることが目的じゃない。

じゃあ何のために訪問しているのか。

本質はここです

気づきを与える関わりをすること。

そのために「対話」をすること。

これがわたしの考える、精神科訪問看護師の本質的な役割です。

「対話」って、ただ話を聞くことじゃない

ここ、結構大事なので丁寧に話します。

対話って、ただ話を聞くことじゃないんです。

感情に巻き込まれない。

感情に押しつぶされない。

考えながら関わる。

この3つが揃って初めて「対話」になります。

たとえば患者さんがものすごく怒っていたとする。

その怒りに飲まれてしまったら、こちらは何も考えられなくなります。

怒りに押しつぶされてしまったら、関わり続けることができなくなります。

感情をちゃんと受け取りながら、でも飲み込まれない。

その絶妙なバランスの中で「考えて対話する時間」を作ることが、精神科訪問看護師には求められます。

対話に必要なのは信頼関係、でも「築き方」はない

対話をするためには信頼関係が必要です。

これはそうだと思います。

ただ「信頼関係ってどうやって築くんですか?」

と聞かれると、わたしはちょっと違和感を覚えます。

方法がないからです。

患者さん一人一人との関係性は唯一無二で、Aさんとうまくいったやり方がBさんに通用するとは限らない。

マニュアルがないんです。

でもひとつだけ言えることがあって、「築こう」と決めていない人には築けない、ということです。

答えはないけど、築こうとし続けることが信頼関係になっていく。

そういうものだと思っています。

自分で仕事を大変にしない、という視点

これ、あまり語られないんですが大事なことを言います。

精神科訪問看護師の関わり方として

「自分で仕事を大変にしない」という視点がとても重要です。

なぜ仕事が難しくなるかというと、患者さんの「こだわり」と「抵抗感」が発動するからです。

これが出ると一気にやりにくくなります。

経験がある人はわかると思います。

あの空気の変わり方。

だから大事なのが、何が嫌なのか、何に抵抗するのかを把握しておくことです。

患者さんの特性を理解することも、精神科訪問看護師の大事な役割のひとつです。

これができると、グループホームや役所、就労支援、作業所、生活支援など他の職種の人たちに「この人はこういう特性があって、こういう関わり方をするとうまくいきますよ」と助言できるようになります。

関係者みんなが関わりやすくなる。

それも精神科訪問看護師の価値だと思っています。

精神科訪問看護師は「条件なしに味方になる唯一の他人」

ここが一番伝えたいことです。

家族は条件つきで味方になることがあります。

友人も、職場の人も、支援者の多くも、何かしらの立場や役割があります。

でも精神科訪問看護師は違う。

条件なしに、その人の味方でいられる唯一の他人です。

だからこそ患者さんは、他の人には言えないことを話してくれます。

本音が出てきます。

家族にも言えなかったこと、主治医にも言えなかったことが、ポロっと出てくる瞬間があります。

その瞬間に立ち会えることが、この仕事の本当の面白さだとわたしは思っています。

精神科訪問看護師の役割は3つ

長くなりましたが、まとめるとシンプルです。

信頼関係を生み出すこと。

対話を可能にすること。

気づきを生むこと。

この3つが精神科訪問看護師の役割だと思っています。

薬を確認する仕事でも、世間話をする仕事でも、患者さんをいい気持ちにさせる仕事でもない。

その人が自分の生活の中で、少しずつ気づいていけるように関わり続ける。

地味に聞こえるかもしれませんが、これがいちばん難しくて、いちばん面白い仕事です。

 

今日もグレーのソリオで、誰かの玄関のピンポンを押しながら、そんなことを考えていました。

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