
こんにちわ!こんばんわ!よしこです!
精神科訪問看護師になるのに必要な研修についてお話します
「精神科訪問看護師は、心理士の資格が必要なんですよね?」
これ、結構な頻度で聞かれます。
わたしが公認心理師を持っているせいもあると思うんですが、毎回「あ、そういうイメージなんだ」と気づかされます。
結論から言います。
必要ありません。
今日はそのあたりを、現場目線でちゃんとお伝えしますね。
まず「精神科訪問看護師になるための研修」の話から
精神科訪問看護に従事するには、専門の研修があります。
「精神科訪問看護基本療養費算定要件研修」というもので、
多くの事業所では入職後に受講できる体制が整っています。
わたし自身も入職後に経費で受講しました。
つまり、入ってから学べばいいんです。
公認心理師や専門的な心理学の知識が入職の条件になっているところは、ほぼありません。
「精神科経験がないから無理かも」と思っている看護師さん、そのハードルはみなさんが思うより低いです。
実はわたし、精神科経験ゼロでした
ここで告白しますが、わたしは
- 精神科病棟の勤務経験なし
- 精神科外来の勤務経験なし
という状態で精神科訪問看護の世界に入りました。
それでも今、問題なく働けています。
むしろ「精神科未経験だったからこそ、固定概念なく入れた」という部分もあると感じています。
変に「精神科はこうあるべき」という型を持たずに始められたのは、よかったかもしれません。
心理学の知識、実際どれくらい使う?
ここが今日の本題です。
精神科と聞くと「心理学を勉強しなきゃ」と思う方が多いようです。
認知行動療法とか、愛着理論とか、防衛機制とか。
でもぶっちゃけて言うと、訪問現場でそれを使う場面は思ったほど多くないです。
もちろん知っていて損はありません。
「あ、これが投影か」と気づける余裕があると、関わりの幅は広がります。
でも心理学の理論を知っているかどうかより、もっと大事なことがあります。
それが対人スキルです。
心理学より対人スキル、その理由
精神科訪問看護で実際に求められるのはこういうことです。
相手の話をちゃんと聞けるか。
信頼関係を築けるか。
相手のペースに合わせられるか。
否定せずに関わり続けられるか。
これ、心理学の本には「傾聴」とか「共感的理解」という言葉で書いてあります。
でも本で読んでわかることと、実際にできることは全然別の話です。
たとえば「沈黙を埋めようとしない」というのも、頭でわかっていても、いざ目の前で患者さんが黙り込んだ瞬間に「何か話さなきゃ」と焦ってしまう人は多い。
知識より、実際の場面でどう動けるか。
どう言葉を選ぶか。
どう間を取るか。
その「どうするか」を知っていることの方が、よほど現場で役立ちます。
意外と知られていない、一般病棟経験の価値
もうひとつ伝えたいことがあります。
「一般病棟しか経験がない」という看護師さん、その経験は精神科訪問看護でも絶対に活きます。
精神疾患を持っている方も、当然ながら年齢を重ねます。
がん、糖尿病、高血圧、心疾患、脳血管疾患。
さまざまな身体疾患を抱えながら生活しています。
そういう場面で
「病気について説明する」「受診を勧める」「服薬管理を支援する」
という一般病棟での経験が、めちゃくちゃ役に立つんです。
精神科経験がないことを引け目に感じる必要は全くありません。
むしろ身体疾患の知識がある看護師は、精神科訪問看護の現場で重宝されます。
こんな人にこそ知ってほしい仕事です
精神科訪問看護は、実はこういう人にこそ向いている仕事だと思っています。
結婚や出産で現場を離れていた人。
ブランクがある人。
病棟勤務の働き方に疲れた人。
患者さんとじっくり関わりたい人。
地域で生活を支える看護に興味がある人。
夜勤がなく、一人の患者さんとじっくり関われる。
しかも自分で考えて動ける裁量がある。
これって、病棟ではなかなか得られないことです。
なぜ今、精神科訪問看護師が必要なのか
コロナ禍以降、うつ病、不安障害、ひきこもり、発達障害に伴う生きづらさ、精神的な不調を抱える人は増え続けています。
一方で、入院だけでは支えきれない時代になっています。
その人が「自分の家で」「住み慣れた地域で」暮らし続けるためには、地域で支える仕組みが必要です。
その中心的な役割を担っているのが精神科訪問看護です。
需要はある。
でも担い手が少ない。
今まさに、精神科訪問看護師という働き方が注目されているのはそういう背景があります。
必要なのは資格より「どうするか」を知ること
わたしはこれまでいろんな分野を渡り歩いてきました。
その中でたどり着いたのが精神科訪問看護師という仕事です。
精神科経験がなくても大丈夫。
公認心理師の資格がなくても大丈夫。
でも「じゃあ何も準備しなくていいのか」というと、そうでもない。
必要なのは、回りくどい知識をつけることより、実際の場面でどう動くかを知ることだとわたしは思っています。
「どうしたら相手と話し続けられるか」
「どうしたら信頼関係を築けるか」
「怒っている患者さんの前でどう立つか」
そういうことを知っている看護師が、精神科訪問看護では本当に強い。
もっと多くの看護師さんに、この仕事の魅力と「実際のところ」を知ってもらいたい。
そのためにこのブログを書いています。
精神科訪問看護師という働き方、少しでも気になったならぜひ他の記事も読んでみてください。
今日も夏に向けて扇風機を導入したグレーのソリオで、誰かの家のピンポンを押しにいきます。

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