こんにちわ、こんばんわ、Y子です。
今日は、一番長く働いたICUについてです。
ICUってどんなところ
ICUとは、重症患者を収容して,集中的な治療を行うための病室。酸素テントや人工呼吸器などのほか,監視用の各種のモニターや記録装置を備え,医師・看護師のチームにより常時看護が行われるところです。集中治療室のことです。
重症患者を看るぶん、病床数は少なく設定されています。
一般病棟ではあまりない人工呼吸器管理や大動脈内バルーンパンピング(IABP)などの管理を学べるところです。
じっくり患者さんを看たい方や、重症看護に興味がある方は良い職場となると思います。
ICUとの出会い。Y子の場合
初めての転職で、配属されたのがICUでした。
その前がNICUだったので、集中治療室への嫌悪感はありませんでした。
ただ、高齢者がおおい病院だったので、DNR(人工蘇生をしない,させない,また望まない)の患者さんがおおかったです。
この部署に配属され、呼吸療法認定士に興味をもちました。
ICUの住み心地
ICUは病床数が少ないため、うけもちも少ないです。
モニター監視や、インアウトバランスなど、異常の早期発見に神経を使わなければならないこともありますが、受け持ちが少ないので、外科病棟のように、どうにもならないということはなかったです。
比較的、余裕がある勤務体制だったので、人間関係もよく、働きやすかったです。
ICU看護の実際
8:45~申し送り
夜勤者から申し送りをうけます。口頭で受ける申し送りのほかに、紙ベースの情報をリーダーさんが作ってくれていました。
9:00~清拭、陰洗
二人一組でケアに入ります。
呼吸器管理の患者さんもモニター監視をしながら行います。
10:00 体重測定
循環器の患者さんは体重を毎日図ります。
体重がふえていたら、浮腫はないか、飲水制限は守られているか確認します。
10:00~バイタルサイン測定
体温、脈拍、血圧、酸素飽和度、呼吸数を測定します。
四肢抹消に冷感はないか、チアノーゼはでてないか、呼吸音はどうか、浮腫はでていないかなど観察します。
11:30~昼食配膳、食事介助、経管栄養
じぶんで食事をとれない患者さんは食事介助をします。
誤嚥に注意がひつような患者さんは、パルスオキシメーターと吸引カテーテルを準備してから行います。
胃管や胃瘻から経管栄養を注入する患者さんもいます。
12:00~14:00 交代で休憩
「きっちり休憩はとろう」という風潮がある病棟はいい病棟です。
食堂でご飯をたべて、休憩室でおかしをたべながらおしゃべりします。
14:00 おむつ交換
スタッフ総出でおむつ交換、体位変換をします。
排便コントロールができていない患者さんには摘便します。
15時ころ~緊急入院対応
たいてい夕方になると緊急入院がきます。
高齢者がおおいため、急変にも注意しなければなりません。
急な入院で、家族も動揺しているため家族ケアにもあたります。
申し送り
夜勤者へ申し送りをします。
夜勤帯の急変に備え、もらえる指示は医師に前もって確認しておき、申し送ります。
夜勤であっても、受け持ちは10名程度です。
ICUのよいところ
- 受け持ち人数がすくない
- 意識たかいスタッフがおおい
- 時間的余裕がある
- 人間関係がよい(うちだけかも)
- 学びが多い
う
ICUのよくないところ
- 緊急入院がおおい
- 入院の来る時間によっては帰れない
- 内科、外科、循環器、脳外科、腎内といろいろな診療科の知識が必要。
まとめ
ICUは、重症度は高いですが、病床数はすくないため、比較的余裕があります。
重症看護も学べます。
認定看護師や、呼吸療法認定士などの資格を取得する方もいます。
Y子も呼吸療法認定士を取得しました。
呼吸療法認定士への道。其の壱
呼吸療法認定士への道。其の弐
職場によっては、プライベートの時間をさかれる程、勉強会を組まれてしまうこともあります。
キャリアアップと納得できる方は良いですが、残業できない方はきつい職場となります。
卒後3年くらい経った看護師さんにはおすすめな職場です。
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