
こんにちわ!こんばんわ!よしこです!
今日は本屋で見つけたある本のタイトルから
考えてみました!
【本屋で見つけた一冊から考える「職場にいるやばい人」】
今日、本屋で「職場にいる、やばいやつの頭の中」という
タイトルの本を見かけました。
立ち読みはできなかったのですが、パラパラと見た限り、
サイコパスやナルシストといったキーワードが並んでいて、
「ああ、扱いの難しい人のことを指しているんだな」と感じました。
どの職場にも“ちょっと扱いにくい人”は必ずいます。
これは看護師として長く働いてきた私の実感でもあり、
「どこにでも一定数いるものだ」と割り切ることが大切です。
もちろん「やばい」という言葉は人を否定する目的ではなく、
“コミュニケーションしにくい”“距離の取り方が難しい”という意味で使っています。
扱いづらさとは、結局は他者からの評価であって、
別の人から見れば全く気にならない、というケースもあるからです。
では、なぜそんな人が生まれるのか。
その多くは コミュニケーションのクセの違い によって起こります。
【職場でよく見る「扱いづらい人」のタイプ】
職場にはさまざまな“クセ強”タイプが存在します。例えば、次のような傾向のある人です。
● 自己中心的に見える人
「自分さえよければ」という態度になりやすく、周囲の状況に鈍感なタイプです。
● 他責思考の強い人
問題が起きると「自分は悪くない。周りが悪い」と責任を転嫁してしまう。
● 感情の起伏が激しい人
攻撃的になったり、急に悲観的になったりと、情緒が安定しにくく、周囲が振り回されることが多い。
● 距離感が極端な人
特定の人にだけ執着したり、距離感が近すぎたりして、扱いが難しいタイプ。
● 境界線が薄く、踏み込みすぎる人
過干渉だったり、言わなくていいことを平気で言ってしまったり。
「そこには入ってこないで」という領域に
土足で踏み込んでくるような感覚があります。
こうした人たちは悪意があるというより、ただ“クセが強い”。
だからこそ、周囲が疲弊しやすく、
「どう対応すべき?」と悩みが生まれます。
【基本戦略は「境界線(バウンダリー)」を引くこと】
扱いづらい人への最も有効な対処法は 境界線を引くこと です。
境界線がないと、相手の要求や感情がどんどん自分の領域に侵入してきます。
特に、八方美人タイプや「NOと言えない人」は、
侵入されやすく疲れやすい傾向があります。
● 仕事の境界線
担当範囲を明確にし、仕事量の偏りを防ぐ。
「この部屋はあなた」「ここからここまでは私」など、
グレーゾーンを減らすだけでストレスが大きく減ります。
● 会話の境界線
悪口や愚痴に巻き込まれない。
「入りません」という姿勢を取ることで、
自分の心のスペースを守れます。
● 関わりの上限を決める
勤務時間内であれば話を聞くが、退勤後は応じないなど、
関係の限度を決めておくことも効果的です。
境界線を明確にするだけで、
職場のトラブルが自然と沈静化するケースは非常に多いのです。
【境界線を引けない立場の人は「鈍感力」を育てる】
しかし、厄介なのは 境界線を引きにくい立場 の人たち。
管理者や経営者は、組織運営の責任があるため、
どうしても距離を置きにくい場面が多くなります。
そんな時に必要なのが 鈍感力 です。
鈍感力とは、
相手の言動を必要以上に深刻に受け取らず、反応しすぎない力 のこと。
やばいタイプの人ほど、批判・要求・不満・過剰な期待を口にします。
それをすべて受け止めていては、心が持ちません。
ポイントは以下の通りです。
● 必要以上に反応しない
100%受け止めず、「へぇ、そうなんだ」くらいで流す。
● 感情に巻き込まれず、事実で判断する
相手は往々にして“自分中心”で語るので、冷静に情報を整理する。
● 無駄な説得や指導をしない
変えようとしない。変えようとすればするほど疲弊します。
● 「泳がせる」つもりで距離を保つ
相手に合わせすぎず、コントロールしようとしない姿勢が大切です。
鈍感力は、管理者にとって自分の心身を守るための重要なスキルです。
【相手を変えようとしない。自分の健康を守る仕組みをつくる】
扱いづらい特性を持つ人は、
基本的に 自分の都合を最優先にして行動する 傾向があります。
だからこそ、「変わってほしい」「理解してほしい」と期待すると、
こちらが先に疲れてしまいます。
「いろんな人がいるよね」
「今日も元気にやってるなぁ」
このくらいの軽いスタンスで接するだけで、
ずいぶん心が楽になります。
結局のところ、職場には
「クセの強い人」が一定数存在するのは自然なことであり、
避けることはできません。
大切なのは、
境界線を引くことと、必要に応じて鈍感力を使うこと。
これだけで、日々のストレスは大幅に減り、
自分自身の心身を守ることができます。
今日は、本屋で見かけた一冊をきっかけに、
職場にいる“扱いの難しい人”との向き合い方を考えてみました。
参考になれば嬉しいです。


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