こんにちわ、こんばんわ、Y子です。
今日は透析についてお話しします
透析ってどんなところ?
人工透析(じんこうとうせき)とは、医療行為のひとつで、腎臓の機能を人工的に代替することです。
腎不全を患った患者が尿毒症になるのを防止するには、外的な手段で血液の「老廃物除去」「電解質維持」「水分量維持」を行う必要があります。
維持透析患者は、動脈と静脈を体表近くで交通させた内シャントを作成します。
看護師はここに太めの針を2本刺します。
透析との出会い。Y子の場合
ICUにいるとき、ヘルプ要員として透析室で働いていました。
透析は特殊性が高いため、あまり好まれない職場なのか、人員が確保できないという問題があります。
とくに一般外来もやり、透析も受け入れるような病院だと、一般病棟や、一般外来に人をとられ、専任の透析看護師を置けない施設も少なくありません。
多い時は週の半分を透析室で過ごしました。
透析の住み心地
患者さんが来て、器械がまわるまではバタバタしますが、一般病棟よりはおちついた感じで、好きでした。
透析患者さんしかとらないような採血データも把握できるようになり、結構楽しかったです。
臨床工学技士さんと一緒にお仕事をします。
透析看護の実際
8:45~プライミング、外来患者の受け入れ
透析の器械にセットする回路を準備します。
生理食塩水を満たしていきますが、エアーが入らないように鉗子などでたたきながら行います。
準備が出来たら、搬送車にのった患者さんの受け入れをします。
まず体重測定をしてからベッドへ移動します。
9:00 穿刺
脱血、返血の2本の針をさします。
脱血は抹消側で赤いライン、返血は中枢側で青いラインにつなぎます。
一般病棟ではまあ使わない太い針を使用するため看護師も緊張します。
10:00~回診
腎臓内科医師が回診に回ります。
血液データやCTRを確認し、ドライウェイトが適正であるか、
貧血が進行していないかなどみていきます。
11:30~交代で休憩
透析時間はたいてい3.5~4時間かかるので、返血の時間帯にかぶらないように休憩をとります。
透析室は、時間がよめる職場なので、休憩をけずられることは少ないです。
ゆっくり休憩できます。
13:00~返血
午前の患者さんの返血をします。
止血のため、バンドを巻いて、体重測定します。
ドライウェイトまで到達しているか確認します。
13:30~午後の患者さんのうけ入れ
午後も午前同様の業務を行います。
うちの施設は、遅番がなかったため午後の患者さんは、透析時間の短めの患者さんをうけ入れてました。
16:30~返血、片付け
午前同様の業務を行い、鉗子などを片付け終了となります。
透析のよいところ
- 病棟のような申し送りはない
- 時間がよめる
- 急変が少ない
- ゆっくりしごとが出来る
- 専門的な知識が身につく
- おなじ患者さんを長く看護できる
透析のよくないところ
- しごとにバリエーションがないため退屈
- 一般病棟の看護の知識が身につかない
- 外来看護なので患者の生活を看るところが弱くなる
- 知識が偏る
- 同じスタッフ、同じ患者、同じ空間で過ごす時間が多いため、人間関係がとっても重要。
まとめ
現在、透析患者は約33万人います。
週3回、3~4時間拘束される治療となります。
透析単独のクリニックもおおく、求人も多いです。
しかし、透析看護を極めようという看護師さんは多くはいません。
総合病院だと、妊婦さんや、すこしゆっくりしたい看護師さんに透析室へ異動をすすめたりします。
精神的プレッシャーは病棟勤務より少なく感じます。
しごとも続けたい、私生活も充実させたいといった方、
ワーク・ライフ・バランスを大事にしている方には良い職場となりと思います。
ただ、つぶしが効かなくなるため、新人ではいかないほうが賢明です。
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