
こんにちわ!こんばんわ!よしこです!
今日はなぜ8050問題が生まれるのかを
考えます!
【8050問題が生まれる背景〜共依存という土台】
今日は、前回お話しした「8050問題」について、
その背景をもう少し深掘りしていきたいと思います。
まず8050問題とは。
80代の親と、社会参加ができていない50代の子どもが同居し、
その状態が“固定化”している状況を指します。
ここで大事なのは「固定化」です。
問題が短期的ではなく、長期にわたって続くということですね。
子どもは働かず、生活は親頼みになります。
80代の親は収入も年金が中心で、体力も落ちてくる。
「親亡きあと、子どもはどうやって生きていくのか」
誰が見ても、長期的には困難が予測される構造です。
ではなぜこの状態が長く続いてしまうのか。
その答えのひとつが「共依存」です。
【共依存とは何か】
共依存とは、一方が相手を必要とし、もう一方も依存し、
関係が固定化してしまっている状態のことです。
8050問題でも、まさにこの“固定化された関係”が起きています。
親の心理としては
「子どもがかわいくて仕方ない」
「私がいないとこの子は自立できないかも」
という気持ちが働きます。
そのため心配や愛情から、世話を続けることが“自分の役割”になってしまう。
結果として、問題を問題として見なくなり、
「このままでいい」と納得してしまうんです。
一方、子ども側もまた親に依存します。
・親に捨てられないよう“いい子”でいる
・逆に親を責め続けて関係をつなぎとめる
やり方は違っても、目的は同じ。
「親に見捨てられないこと」です。
この関係が続くことで、双方が安心を得てしまい、
「今のままが一番ラク」と感じてしまう。
これは心理学でいう、現状維持バイアスが働いているからです。
【なぜ関係が壊れないのか】
もう一つ、共依存を強めるのが「役割の固定化」です。
親は「世話をする側」、
子どもは「世話される側」。
本来なら加齢とともに関係が反転し、
子どもが親を支える側に移っていきます。
しかし共依存状態の家庭では、その役割を手放すことができません。
さらに人には「自分のしていることを正当化したい」という心理があります。
親は
「家にいれば何か役に立っているし…」
子どもは
「家の中が一番安心するし…」
と、お互いに今の関係を肯定し続ける。
この“正当化”が積み重なると、
「依存している相手を失うこと」が最大の不安になるのです。
【選択肢がないことの苦しさ】
8050問題で最もつらいのは、親にも子にも「選択肢がない」と感じられてしまうことです。
これは心理学でいう「心理的リアクタンス」が強く働く状態で、
「自由が奪われた」と感じるため、大きなストレスになります。
親は「ここまで世話してあげてるのに」と思い、
子どもは「支配されている」と感じる。
このすれ違いが起きても、
家庭内という“閉じた環境”では外からのフィードバックがなく、
問題がさらに長期化してしまいます。
【変化の第一歩は“小さな疑問”】
だからこそ、変化の最初の扉は
「このままでいいのかな?」という小さな疑問なんです。
親側でも子側でも、どちらでもいい。
「この状態は本当に自分の望む未来なのか?」
その問いが、固まった関係を溶かす最初の一歩になります。
人は問題を先延ばしにしたいものです。
でも、閉じた家庭の中だけで解決しようとすると視野が狭くなり、
出口が見えなくなってしまいます。
【専門家に頼るという選択】
もし「このままでは苦しい」と感じているなら、
どこかに声をあげることが本当に大切です。
家族の外に問題をいったん置いて、
誰かと一緒に考えていく方が早く解決につながることが多いからです。
今日は「8050問題の背景には共依存がある」というテーマでお話ししました。
“あてがわれた居場所”には自由がありません。
だからこそ、「このままでいいのかな?」という小さな違和感が、
未来を変える大きな一歩になります。


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